ケンウッドTH-F7の購入

ケンウッドのハンディートランシーバTH-F7には、ちょっと変わった特長があります。ハンディー機には通常ないTNC端子があることです。TNC端子はAPRSなどのパケット通信のときにTNCを接続するときに使用し、モービル機などにはほとんど搭載されているものです。この端子を使用すると、DVアダプタやノードアダプタなどのようなD-STAR信号を取り出すことも出来ます。Aバンドは144MHz、430MHzのFMに対応し、BバンドはゼネカバになっておりSSB,CW,AM,FM,WFMに対応します。

画像マイク端子とスピーカ端子を使用し、PCと接続してメモリコントロールプラグラムを使用したり、TNCと接続して、APRSなどのパケット通信をすることが出来るようにモードを切り替えることが出来るようになっています。通常は、スピーカ端子が出力として使われ、マイク端子が入力として使われることで他のモードに対応できるようにするところですが、ケンウッドのTH-F7では、入力出力がさまざまな使われ方をし、決められた状態にはなっていないようです。マイク、スピーカの端子は、ステレオのジャックが使われ、根元がGNDで、それぞれ2本が信号として使われてと思ったのですが、マイク端子の根元はGNDではなく、信号として使うようになっているようです。マイクとスピーカを合わせて、6本の信号として使われ、TNCなどのようにたくさんの信号が必要な場合に対応しています。
TH-F7は、144MHzと430MHzのFMモードのトランシーバで、出力は最大5Wとなっています。このサイズのハンディー機では5Wの連続送信は放熱の面で荷が重いようで、過熱した場合にパワーが下がることが取扱説明書に書かれています。受信は、AバンドとBバンドのデュアルワッチができるようになっており、Aバンドが144MHzと430MHzのFM送信用になっています。Bバンドは、AMラジオから1200MHzまでのゼネラルカバレッジとなっており、モードをLSB、USB、CW、AM、FM、WFMに切り替えることが出来るようになっています。したがって、BバンドでAMラジオを聴きながら、Aバンドで430MHzのFMをワッチするような使い方が出来ます。AMラジオのほかにFMラジオやエアバンドなども聞くことができますが、HF帯のSSBを聞いたり、50MHzのAMを聞いたり、1295MHzのFMを聞いたりすることができます。AMラジオはバーアンテナが内蔵されていますが、そのほかの周波数を聞くときには外部アンテナを接続したほうがよいようです。

画像ハンディートランシーバのように、少数のボタンで周波数などを合わせるような場合、周波数合わせのための操作は、メモリチャンネルによく使う周波数を設定しておき、ダイアルを回すだけであわせることが出来るようにしておくのが得策です。そのためには、MCP-F6F7というメモリコントロールプログラムを使用するのが便利です。MCP-F6F7はケンウッドのサイトから無償でダウンロードできます。MCP-F6F7でTH-F7以外に対応しているのは海外のモデルで、機種の設定を間違えてインストールすると使えなくなってしまうので、再インストールする必要があります。MCP-F6F7を使用するためには、パソコンとTH-F7をケーブルで接続する必要があります。ケーブルはオプション品がありますが、プラグつきのケーブルを購入して自作しました。前にICOMのID-31でも経験したことですが、TH-F7のジャックの周りが狭くなっているので市販のプラグでは奥まで刺さりません。プラグ付きケーブルも、プラグの根元をカッターで削って細くしました。
TH-F7のマイク、スピーカジャックは、MIC/SPモード、PCモード、TNCモードに対応し、メニューで選択して使用しなければなりません。PCモードは、TXD,RXD,GNDの3本だけなので簡単ですが、信号レベルがTTLレベル程度の電圧で出ているので、そのままパソコンとは接続できません。ADM3202を間に入れ変換するようにしました。電源は、3.6Vが端子に出ています。
TH-F7とパソコンをPCケーブルでつなぎ、MCP-F6F7を実行しました。読み出しをするとメモリ内容が読み出されます。MCP-F6F7の上でメモリチャンネルを設定して書き込みもしてみました。AMラジオやFMラジオは全ての放送局をメモリに設定しておくと操作が楽です。
ICOMの無線機では、メモリの読み書きをするとき、受信できない状態になりますが、TH-F7では、メモリの読み書きの間も受信は続いているようです。また、書き込み後に電源再投入も必要ありません。しかし、マイクスピーカジャックにPCケーブルを接続するため、鳴っているはずのラジオの音を聞くことはできません。


TH-F7用、自作PCケーブルの回路図
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