大人の科学、電子ブロックミニ

電子回路を学ぶ前に、電子回路に興味を持つために回路を作るキットがいくつか発売されています。子供のころにはエレキットを持っていましたが、ブロックを組み合わせるだけで回路を作っていける電子ブロックというものがあることは知っていました。電子ブロックは、回路を作ったうえで、ブロックをどう組み合わせるかを考えることがパズルのような楽しさがあります。大人の科学のシリーズで、電子ブロックのミニが発売されたので購入しました。4000円で楽しむことができ、優れたアイデアであったことがわかりました。

画像大人の科学は、付録の組み立てにはハンダ付けが必要なく、ネジとはめ込みだけでできるように作られています。2時間ほどかけて組み立てると、5x5ブロックと小さいながら、電子ブロックが出来上がりました。抵抗やコンデンサなどが1つのブロックとなっているので、合計25個のパーツを組み立てる簡単なものになりますが、電子ブロックの楽しさや、その仕組み(アイデア)が理解できます。
電子ブロックのほかに、使い方を解説したマガジンが綴り込まれており、電子ブロックの歴史などがわかります。エレキットやマイキットなどで組み立てる場合、部品がボードに配置されていて、その間をリード線で接続することで配線して動作させます。このほうが、必要な部品が揃っている場合には、自分で考えた回路を実験することが容易にできますが、電子ブロックは、それとは少し違っていて、あらかじめ決められたブロックを配置することで回路が組めるということで、回路を考えることよりも、いろいろな組み合わせで回路ができることが面白いのではないかと思います。回路はそれほど複雑でなくても、ブロックの組み合わせでうまく配置できるかがテクニックで、ブロックの配置図がひとつの財産となります。マガジンには、50種類の回路が組めるとなっていますが、単にLEDを点灯させるだけなどの回路も含まれています。また、25個のブロックを枠に収めることで収納することができますが、回路で必要になる部分だけを配置して、残りが空きになっているものもあります。ブロックを回路図のように配置することも大事ですが、使われないブロックを回路に影響しないようにあいたところに入れることも必要です。ブロックによって、上部が無接続になっているものや、接続した隣のブロックが無接続であることを利用して、回路の妨げにならないように残りを押し込むことも大事です。場合によっては、ダイオードに対して逆極性になるように配置することで、つながらないようにしなければならないこともあります。

画像電子ブロックミニには、25個のブロックが付属しています。簡単な回路だけしか組めないので、トランジスタ2個をはじめ、抵抗やコンデンサがあります。おもにラジオを作ると考えられているのか、ラジオの主要部品である、同調コイルとバリコンは、枠のほうに内蔵されており、左側の5ピンの端子に出ています。厳密には、バリコンは使われておらず、コイルにコアを出し入れすることでインダクタンスを変化させるミュー同調方式になっています。また、スピーカをならすためのアンプが内蔵されており、枠の右上に入力端子があります。また、上部の中央にプラス電源が、下部の中央にマイナス電源があります。ラジオを作るためには、左の同調回路から、増幅検波をしながら右へと伝わっていくようにすることになります。
ためしに、レフレックスラジオを作ってみましたが、高周波増幅して検波後に、同じトランジスタでもう一度低周波増幅すると、内蔵アンプには信号が高すぎるようで、アンプのボリュームを下げても音が大きすぎました。それなら、高周波増幅だけでもよいかということで、高周波1段のラジオに組みなおしてみました。これなら、音量が高すぎることがありませんでした。高周波1段のラジオでは、5個ほどのブロックが使われずに残ってしまいますが、電子ブロックをしまっておくには、これらもすべて組み立てておきたいので、回路に影響しない形に差し込んでいきました。

付属しているブロックには、抵抗が、1M、80k、10k、4.7k、4.7k、1kの6個があります。また、コンデンサが、100pF、0.01、0.05,0.1、10μ、47μの6個があります。これらは、ブロックの4面に対して、3つの面と1面の間をつなぐように配線されていますが、1Mオームと100pFだけは、1面が空きとなっています。これは、部品の使われ方が、プルアップや、バイパスのような使われ方をするであろうと想定されているからだと思います。また、部品がなく、配線のみのブロックもあります。これはなるべく使わないほうが緻密にまとまりますが、ないとできないことがあります。ブロックの4面に対して、左から右へ、左から上へ、左から右と上へ、左と右が上と下が交差するものがあります。トランジスタは、コレクタに負荷抵抗と出力が付くため2面となりベースとエミッタは1面となっています。
ほとんどのブロックは4面使っていますが、3面しか使っていないものがあるため、隣りあわせでも回路がつながらずに組み立てることができるようです。ブロックが何面使うかは、実際にブロックを組み立ててみた結果で、決まっていったところがあるのではないかと思います。

ある程度、電波の強い地方では、高周波1段のラジオでも十分に使うことができるので、回路を組み立てたままにして、ラジオとして使っています。付属品には、ブロックとブロックの間に挟む電極の付いたリード線や、イヤフォンなども付属しているので、違った実験もできます。
回路を考えて組み立ててみるというより、ブロックを巧みに組み合わせた回路をいろいろ組み立ててみることで、簡単に回路ができることに興味を持つことがこの電子ブロックの一番の目的なのではないかと思います。
マガジンには、電子ブロックミニを2つ使ったときの回路や、EX-150と組み合わせた回路もあるので、まだまだできることはあるという感じです。
改めて、ブロックを組み立てるという面白さを知りました。






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